50代になってから、仕事についてこれほど考えることになるとは思っていませんでした。
私は小売・EC関連の仕事に10年以上携わっています。
長く働く中で責任のある立場も経験しました。
それなりに仕事をしてきたつもりでしたし、このまま仕事を続けていけば、それなりに先があると思っていました。
ところが数年前、役職を外れることになりました。
そして、年収もそれまでのほぼ半分になりました。
そのとき最初に思ったのは、
「もう、この会社は辞めよう」
でした。
ところが実際に転職を考え始めると、そんなに簡単な話ではありませんでした。
50代で役職を外れたとき、「辞めよう」と思った

役職を外れた直後は、
「よし、これを機にキャリアアップしよう」
などと前向きに考えていたわけではありません。
むしろ、
「もう、ここにはいられない」
という気持ちの方が強かったと思います。
それまで仕事に使ってきた時間は何だったのだろう。
自分なりに積み上げてきたものは何だったのだろう。
もちろん、年収が大きく下がったことも痛かったです。
ただ、それ以上に大きかったのが、
仕事に対する自信を失ったことでした。
転職しようと思った。でも、自信がない

役職を外れてから、転職について調べました。
実際に何かに応募した記憶もあります。
ところが今振り返ると、当時の私は転職活動以前のところで止まっていたように思います。
頭にあったのは、
「こんな自分を採用してくれる会社なんてあるのだろうか」
ということでした。
50代。
役職を外れた。
年収も下がった。
こうなると、単に会社での立場や収入が変わるだけではありません。
自分自身の価値まで下がってしまったように感じました。
当時の気持ちを一言で表すなら、
絶望。
たぶん、それが一番近いと思います。
でも、本当に自分には何もないのか
それから時間がたって、自分がこれまでやってきた仕事を一つずつ考えてみました。
小売。
ECサイトの運営。
商品の販売。
受注から発送までの業務。
Webサイト。
ブログ。
SNS。
顧客対応。
必要に迫られてWebやITについても覚えてきました。
最近では生成AIも使うようになりました。
こうして並べてみると、意外といろいろなことをやっています。
一方で、
「あなたの専門は何ですか?」
と聞かれると、うまく答えられません。
何か一つの専門職として自分を見ると、
「自分には大したスキルがない」
と思ってしまうのです。
でも、本当にそうなのか。
もしかすると私は、自分の経験が転職市場でどう評価されるのかを確認する前から、
「50代だから、もう無理だろう」
と自分で決めてしまっていたのかもしれません。
それでも50代の転職には踏み切れない
では、今すぐ会社を辞めて転職するか。
そう聞かれると、やはり迷います。
現在の仕事に大きな不安定さがあるわけではありません。
毎月、給与は入ってきます。
これは大きいです。
一方で、これから大幅に収入が増えていく期待は持ちにくくなりました。
以前のような仕事へのやりがいも感じにくくなっています。
だから転職したい。
でも、
新しい会社に馴染めなかったらどうするのか。
今より条件が悪くなったらどうするのか。
そもそも50代の自分を採用してくれる会社がどれくらいあるのか。
若い頃なら、
「嫌なら辞めて、次へ行けばいい」
と考えられたかもしれません。
50代になると、そう簡単には考えられません。
転職するなら、同年代の平均以上を目指したい

最初は、
「転職するなら年収600万円くらいは欲しい」
と考えていました。
でも、そこで疑問が出てきました。
そもそも現在の50代は、どれくらいの年収をもらっているのでしょうか。
そして、自分の経験は転職市場ではいくらと評価されるのでしょうか。
私はこれまで、
「50代だから転職は厳しいだろう」
という感覚だけで考えていました。
でも、実際の求人をきちんと調べたわけではありません。
それなのに、自分から希望年収の上限を決める必要があるのだろうか。
せっかく転職するのであれば、
少なくとも同年代の平均以上は目指したい。
そして、自分の経験が評価されるのであれば、さらに上も狙ってみたい。
もちろん、希望すればその年収で採用されるという話ではありません。
だからこそ、これから実際に調べます。
50代にはどんな求人があるのか。
年収700万円なら、どんな仕事があるのか。
800万円ならどうなのか。
以前の収入水準を目指すことは、本当に無謀なのか。
まずは「50代だから無理」と決めつけるのをやめて、実際の転職市場を見てみようと思います。
もう一つの選択肢が「副業」

そして、転職とは別に考えている選択肢があります。
副業です。
会社を辞めて、いきなり独立するつもりはありません。
毎月給与が入ってくる状態を自分から手放すのは、今の私にはリスクが大きすぎます。
だったら、
会社員を続けながら副業を育ててみる。
という方法もあります。
副業で月1万円。
次は5万円。
10万円。
さらにその先へ。
もし本業以外の収入を安定して作れるようになれば、会社に残るか、転職するか、独立するかという選択肢も増えるはずです。
もちろん、これもうまくいくかは分かりません。
だから、実際にやってみます。
50代からでも、まだ試せることはある
役職を外れ、年収が大きく下がったとき、私は自分の会社員人生が終わったような気持ちになりました。
今でも自信満々というわけではありません。
転職してうまくいく保証はありません。
副業が成功する保証もありません。
なので、
「50代でも大丈夫!」
などと言うつもりもありません。
私自身がまだ、その答えを知らないからです。
ただ、一つだけ考え方が変わりました。
何も調べないまま「もう無理だ」と決める必要はない。
転職市場を調べてみる。
自分の経験を棚卸ししてみる。
実際の求人を見てみる。
副業を試してみる。
AIなど新しいものも使ってみる。
会社員を続けながらなら、小さく試すことはできます。
このブログでは、50代会社員の私が実際に調べたこと、試したこと、その結果を書いていこうと思います。
うまくいったことだけではありません。
失敗したことも書きます。
「これはダメだった」ということも書きます。
50代からでも、今より収入を増やし、今より少し自由な働き方を作ることができるのか。
私自身、まだ答えは分かりません。
だから、実際にやって確かめてみます。
次は「50代の平均年収」を調べてみる
まず最初に調べたいのは、
「そもそも今の50代はいくら稼いでいるのか?」
ということです。
50代全体、50代男性、年齢別などのデータを調べて、
「転職するなら年収いくらを目標にするべきなのか」
を考えてみます。
コモロテツオ
50代会社員。小売・EC関連の仕事に10年以上携わる。仕事と収入について考え直す出来事をきっかけに、会社員を続けながら転職・副業・その先の独立まで、実際に調べて試している。

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